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業界の北原照久を目指すハカセによる鑑定レポート

ハカセによる麻雀プロ診断
鑑定される人 村上 淳
(最高位戦Aリーグ)
鑑定する人 福地誠(ハカセ)
今回の鑑定結果
  • キャラクター ★★★
  • テクニック  ★★
  • 熱意     ★★★
コメント

 「手順をきっちりと磨き上げてくださいね」


 村上淳プロは最高位戦Aリーグに所属する26歳です。大学2年でプロとなり、5年間で4回昇級。
 「ぼくもAリーグまで昇りつめまして」と本人も語る通り、まさに最高位戦に昇る太陽であり若手のホープです。キャッチフレーズをつけるなら、昇竜といったところでしょうか(中華料理屋みたいですが)。
 ふだんのお仕事はフリー雀荘「チャイナ」の専属。お客さんの相手をして、麻雀を打ちまくっているわけですね。

 現在、麻雀界のかたすみで、麻雀はデジタルかオカルトかという論争が巻き起こっています。これは言い換えると、麻雀に「運の流れ」は存在するか否かということで、流れがないと思う人はデジタル、流れがあると思う人はオカルトというわけです。麻雀は偶然性の高いゲームですから、結果としてツイていたりツイていなかったりするのは当然ですが、ツキのあるなしによって打牌が変わるかどうか、それがデジタル派とオカルト派の違いでしょう。
 ここで「流れ」を簡単に説明すると、好プレイをすれば流れはよくなり、失敗すると悪くなるのです。流れのよいときには、表面的に不利な勝負にも勝ってしまい、また悪いときには、3メンチャンでリーチしているのにカンチャン待ちに負けたりします。
 麻雀打ちの(おそらく)大半は流れを信じており、流れに沿ったセオリーによって戦略を組み立てます。たとえば、「好調者に逆らうべからず」とか、「好調者のリーチは一発を消せ」といったものです。ツイている者には逆らわず、ツイていない者を叩き、また自分がツイているときには正着を打ち、ツカないときにはあえて逆を打つのです。
 なぜこんな話を持ち出すかと言いますと、ほとんどをオカルト派が占める麻雀プロのなかで、村上プロは数少ないデジタル派だからです。
 この対局のちょっと前、村上プロは飯田プロと同じ車に乗り合わせ、流れ談義をしたそうです。そのとき、村上プロの意見を聞き、飯田プロは、「そう思っているうちは、お前に最高位を取らせないよ」と、笑いながら言ったといいます。
 この話は、デジタル論に対する先輩プロの姿勢をよくあらわしています。飯田プロは非常に寛容な人柄の持ち主で、反対意見を封殺しようとする人ではありません。けれども、麻雀に流れなどないと主張する者に負けてしまったら、それは飯田プロにとって、自分の麻雀人生を否定されることになるのでしょう。
 そして村上プロの目標は、実績を上げることでデジタル論を証明すること。飯田プロと真っ向からぶつかります。麻雀プロとは、自分の信念を証明しようとする生き方でもあるんですね。
 そんなデジタルプロが、はたしてデジタルの本場(?)であるネットワーク麻雀で勝つことができるのか。その打ち筋も含めて、見届けさせていただきましょう。

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