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ハイライトはリーチ一発ツモのみだった2回戦


■東1局 叩きのめし系のリーチ
 2回戦は空中戦になりました。みんなどんどん鳴きを入れ、スピード勝負となっています。ただ一人横山さんだけはじっくり構えています。

 9巡目、対面と上家が二人合わせて5つ鳴いている局面で、横山さんは牌図6の手牌から何を切ったでしょう?

牌図6

 横山さんがここで切ったのは。捨牌の枚数だけ見るとまだ中盤に見えますが、対面と上家は鳴きまくっていて実質的には終盤となっています。こちらの手牌はまだバラバラですから、流れ玉に当たらないように細心の注意を払っているのです。この慎重さが驚異の2着率につながっています。

 この段階ではほぼオリだったのに、そのままアガリが出ず、15巡目、横山さんもテンパイを果たします。リーチドラ1で、待ちは場に6枚切られている

 ドラ

 ふだんは節約を重ねているのに、こうなったらリーチをかけるのもまた横山さんの麻雀です。一発や裏ドラが望めるチャンスなら、千点棒を投資しリスクをおかすのですね。ふだんの買い物は節約するけれども、株は買う、いや、宝くじかロト6が近いかもしれません。

 しかしリーチしたとたんに下家のパチスロ王さんが300点・500点をツモアガリ。彼も鳴きを入れずにテンパイしていたのでした。

横山 「無駄なリーチしちゃいました(笑)。まわりが鳴きまくっている状況でテンパイしたら多少強引でもリーチってセオリーにこだわっちゃったかもしれませんねえ」

 横山さんは根っからの節約ウーマンではなく、セオリーを追い求めた結果、いまの打ち方になっているようでした。


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