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■南3局 今度は鋼鉄の処女打法

 微差のトップ目で南3局を迎えた横山さん。

横山 「このまま守り切れるといいんですけど」
ハカセ「配牌はまーまーというところでしょうか」
横山 「345の三色がチラッと見えますけど、ここはピンフのみで早くアガれる手の方がうれしいですねえ」

 ドラ

 こんな配牌に1巡目、2巡目と順調にツモってきて、3巡目にツモってきたのがドラの。このとき横山さんは何を切ったでしょう?

牌図5

 ポイントは親がをポンしていることです。まだ早いので何ともいえませんが、もしかすると親の手はホンイツかもしれません。この状況で重要なのは親に振り込まないことと高い手をアガらせないこと。

 ここで横山さんが切ったのは。まさにこの一打でしょう。すでに4メンツ1雀頭のタネはそろっていますし、このがアンコになってもピンフにならないのでさほどうれしくはありません。それよりも、ここで親にまでポンされると苦しくなるので守備的に構えたわけです。もうちょっと巡目が進んでも親の手がホンイツっぽかったら、このままも切り出さないつもりなのでしょう。

 すると5巡目に東風の虎さんがリーチ。次巡テンパイした親のパチスロ王さんが一発で振り込みマンガン。親の連荘は阻止できましたが、横山さんは逆転されトップと5900点差でオーラスを迎えることになったのです。


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