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■南4局 頑張りも届かず

 ドラ

ハカセ「苦しい配牌です。救いはドラのとダブが1枚ずつあることですか」
横山 「そうですねえ。これを両方トイツにできたら助かるんですけど」
ハカセ「といってる間に第1ツモがで、第1関門クリアです。その後も順調なツモで、7巡目にをツモって1シャンテンになりました」

 ドラ

ハカセ「さて、ここで何を切る?」
横山 「ですねえ。リーチツモダブかダブドラドラが一番簡単ですから、テンパイするまでドラは切れませんよ」
ハカセ「こういうところは競技麻雀で鍛えられてますねえ。意志を感じさせる切りです」

 鳴かず ドラ

ハカセ「と、ここで切られた1枚目のはスルー」
横山 「ポンしたら逆転できませんから」
ハカセ「おっと10巡目には待望のドラをツモって来ました」

 ツモ ドラ

ハカセ「これでをポンしてロンでいいという道筋が確定したわけです」
横山 「そうですね。ツイてるかも(笑)」
ハカセ「と思っていたら、残念ながら間に合いませんでした。が出て親がロン。終了です」

 といったようにオーラスは終了しました。順を追っていくと当たり前の打ち筋に見えますが、切迫したオーラスに粘ってドラを重ねることはなかなかできるものではありません。逆転条件を現実的に追求しているから、あと一歩まで迫ったわけです。

横山 「ふ〜、2着ですね」
ハカセ「1回戦を振り返ってどうでしょう?」
横山 「2着で残念だったなような、ホッとしたような(笑)」
ハカセ「いい手は何度も来ましたし、進行もよかったと思いますけど、あまりアガリには結びつきませんでしたねえ」
横山 「そう思います」
ハカセ「アガったのは3回で、点数でいったら1600点、2900点、1000点でした。一番大きかった収入はチョンボでもらった4000点だったという(笑)」
横山 「あれは助かりました(笑)」
ハカセ「2回戦に向けてどうでしょう?」
横山 「手なりでがんばるだけですよ、わたしは」
ハカセ「なんだか土俵入り前の力士みたいなお答えです(笑)」
横山 「(笑)」

 こうしてこまかい節約は成功しつつも、買った株は上がらないという展開で1回戦は終了しました。おそらくこれが横山さんらしい展開で、だから2着が多くなるのでしょう。株が上がったときはトップとなり、また他の3人の大物手が炸裂して節約が追いつかなかったときは3着や4着になるのだと思います。休憩時間に優勝するための条件をこまかく確認しますが、さほど重い雰囲気はありません。できることをするだけ、そんなクールな雰囲気が漂っています。


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