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鑑定リスト一覧


業界のエメルソンを目指すハカセによる鑑定レポート

ハカセによる麻雀プロ診断
鑑定される人 斉藤勝久プロ
(日本プロ麻雀協会)
鑑定する人 福地誠(ハカセ)
今回の鑑定結果
  • キャラクター ★★★★
  • テクニック  ★★★★
  • 気合い    ★
コメント

 「腕前を分けてくださいよ」

■ネット麻雀の魔術師

文/福地誠:
●著者紹介●『近代麻雀』誌にいくつかの連載を持つ、自称「一流」麻雀ライターにして自称「一流」麻雀評論家。ライターとしての先行きに不安を感じ、最近の趣味は中国株の銘柄調べ。そんなもんにうつつを抜かさず、さっさと原稿を書けって!?


■リーチさばきの腕前

 これまでに2回出場して2回とも優勝。そんな驚異的な実績を誇るのが斉藤勝久プロです。3度目の正直となる今回もまた優勝したなら、その実力は本物ということになるでしょう。

 他のプロはだいたい1回ずつなのに、なぜ斉藤プロだけ3回目? そんな疑問が出ると思われます。それは驚異的な実績があるから……ではなくて、斉藤プロはプロ協会の事務をやっているので、ちょいどいい人がつかまらなかったり、人を手配するのを忘れたときには、自分で出るということなのでしょう(推測)。そんないい加減な理由で出ながらも、出るたびに優勝では文句のいいようがありません。

 今回、他の出場者は、うさゆきだるまさん、★朝太郎★さん、湘南★爆走族さんの3名です。みな予選大会で上位に入った方々ばかり。さて、どんな結果になるのでしょう。

 東1局。この局を見ただけで、ぼくはうなってしまいました。そして今回の結果が予測できる気がしました。まずは順番に見ていきましょう。

 まず8巡目、うさゆきだるまさんからリーチが入ります。このとき親の朝太郎さんもをポンした手牌ですでにテンパイしています。リーチを受けた斉藤プロの手牌はこうでした。を切ればテンパイです。

 ツモ

●牌図1

 牌図1を見ていただくとわかるように、斉藤プロの手牌に安全牌は1枚もありません。ここで斉藤プロが切り出したのは。どうせ通っていない牌を切るなら、端のトイツを落としつつ、手を高く作り直そうということですね。すると、このあとと引き今度はタンヤオでテンパイします。

 こうなったら切りでテンパイ取り。もちろんリーチはかけません。そうすると次巡に引いてきたのはドラ表示牌の。牌図2を見ていただくとわかるように、その後の牌の切れ具合から見ても、これはかなりの危険牌です。そこで再度テンパイ崩しの切り。このも危険牌のひとつですから、どうせなら前巡に通したから切る方がカタイ手順なのですが、「どっちにしろ通るんだからいいじゃないですか〜」ということなのでしょう(ここらへん雑ですね)。

●牌図2

 するとと引いてきてふたたびテンパイです。↓ここから切り。

 なんという安定した打ち回しでしょうか。手牌が動くようなツモが来ているという幸運もあるのですが、それにしても安定しています。ぼくがうなってしまうのも納得だと思いませんか。

 ただし画竜点睛を欠くというのでしょうか、最後のツメで失敗しました。このあと斉藤プロはを引いてきます。牌図3からわかるように、すでに通っていないスジはだけとなっています。

●牌図3

 こうなったら、オリてを切るのが正着だと思うのですが、ここで斉藤プロは切り。ずっとツモ切りを続けていた親に2900点を振り込んでしまいました。

●牌図4

 親の待ちは。リーチの当たり牌はでした。斉藤プロは途中まで見事に当たり牌を使い切って手牌を組み換えていたのです。この充実ぶりを見て、ぼくは今日も斉藤プロは優勝しちまうんだろうなぁと予測したのでした。本当に勝ってしまうんでしょうか?

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