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 ツモ
 この手牌で理想形といえば345の三色でしょう。
 しかしツモの瞬間に、ピンズの一通もイメージしなければなりません。
 いや、をツモる前から、を引いたら一通狙いということを想定ていしたいのです。
 メンタンピンの手牌ですから、タンヤオの崩れるは死角になりやすいのですが、このを残せるようになって、初めて手作りでは上級者と呼べるのではないかと思います。

 当然ながらバビィも、ツモで「一通もあるかもしれないなあ」といいつつ切り。
 そして次巡にドラのを引き入れて、方針は一通に定まります。さらに次巡11巡目、バビィはを引いてリーチ! 手牌は最高形に育ったのです
 ドラ
 バビィは2着の唯我独損氏と5000点差ですから、安目のでもツモりさえすれば逆転できます。
 しかし脇から出た場合には、見送ってツモにかけることになります。

 ……と思っていたら、やはりというべきか、先行リーチ者のバーサス氏が13巡目にを持ってきました。しょうがない、見送りです。

 一枚も出ていないは誰かがアンコにしている雰囲気ですが、一枚くらい生きていないのでしょうか
 そんなことをぼやきながらツモりますが、かすりもしません。
 グリグリと力を入れてツモりたいところですが、マウスなので力を入れることもできません。
 南家のバビィにはハイテイが回ってきますが、最後までツモってもバビィのツモ筋にはいませんでした。


 流局して手牌を開けてみると、なんとバーサス氏もバビィの切った当たり牌を見逃していました
 仮にツモアガリして裏ドラが最大枚数乗ったとしても、バーサス氏のラス脱出は成りませんが、少しでも点数を稼ぐ可能性に賭けたのでしょう。

 こうして下位者二人が当たり牌を見送るという、貧しい者にとってはつらい半荘が終わりました。

 トップはロックV氏。ダントツともいえそうな持ち点です。

●牌図4


牌図4

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